At Home At The Zoo

At Home At The Zoo

作:Edward Albee
演出:千葉哲也
出演:堤真一 小泉今日子 大森南朋

シアタートラム


19:00〜

 

第1部 ホームライフ (Homelife)・・・ピーター:堤真一 ・ アン:小泉今日子
ピーターは妻と二人の娘と猫と二匹の鳥と暮らす、それなりに裕福な男。
妻のアンはその満ち足りた幸せを愛しつつ、矛盾した不満を抱えており、この日ピーターにそれをぶつけます。


後半、アンが全て壊れてしまえばいい!といい、鳥を猫が猫を娘が娘を自分たちが・・・と
おぞましい発想が続いていくわけですが、そこで無理やり思考を合わせていくピーターが印象的です。
そういう発想が全くなく平和なピータが、アンについていくのがやっとという雰囲気で、これが第2部でジェリーに興味を持つきっかけなんじゃないのかな。

でも、このお話は、いずれ私も抱くのではないかと思う妻の不満が現れていて、恐ろしいです。
なんだか分かる。アンの気持ちが。

 

第2部 動物園物語 (The Zoo Story)・・・ピーター:堤真一 ・ ジェリー:大森南朋
第2部はピータがいつもの公園のベンチで本を読んでいるところからスタートします。
そこに現れる一人の男。ボロアパートに住むジェリー。
彼は天涯孤独で話し相手もいない。
ジェリーは「動物園に行ってきた」と何度も繰り返しながらピータに気づいてもらおうとします。
年齢設定は結構若者ってことでいいのかな?

変な男だと思いながらも、なんとなく振り切れないピータとそれを感じ取ってひたすら喋り捲るジェリー。
ピーターが振り切れないのはこの破綻した男の持つものが、妻のアンの望むもののような気がしたから?

ジェリーはなんだかちょっと人懐こい感じと話し始めると自分の世界にのめりこんでいく狂気のようなものをもった、ちょっと危ない人です。
彼は犬の話を始めます。
それは、敵対していた犬と愛が芽生えるまでの命がけの戦いであり、それを嫌そうに聞いているピーター。

暫くしてピーターとジェリーの間に諍いが始まります。
そしてそれはジェリーと犬と同じジェリーとピータの関係になっていくわけなのです。
さらにそれは、アンとの関係にもなっていくのかな・・・。


いやー、満足です。
期待していたような舞台ではなかったけど、なんだか沢山考えた。それもまた楽しかった。

あ、南朋さん、座ってて立ち上がる時に洋服に引っかかってコケそうになって「なんだこりゃー!」と言ってました。あれは、台詞ではないですよね・・・?

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