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六月大歌舞伎 昼の部

初代 市川猿翁 三代目 市川段四郎 五十回忌追善
六月大歌舞伎

二代目市川猿翁
四代目市川猿之助  襲名披露
九代目市川中車
五代目市川團子 初舞台

平成24年6月15日(金)
11:00〜

新橋演舞場

昼の部


一、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)
                 長兵衛       中 車
               馬士弥太八       右 近
                妹おいね       笑三郎
                堀尾茂助       月乃助
                猟人伝蔵       弘太郎
                父長九郎       寿 猿
                巫女小鈴       春 猿
                 僧法善       猿 弥
                 七之助       門之助

口上
                      猿之助改め猿 翁
                      亀治郎改め猿之助
                             中 車
                        初舞台團 子
                           幹部俳優出演


三、三代猿之助 四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
  川連法眼館の場
  市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候

       佐藤忠信/忠信実は源九郎狐  亀治郎改め猿之助
                駿河次郎       門之助
                亀井六郎       右 近
                  飛鳥       竹三郎
                川連法眼       段四郎
                 静御前       秀太郎
                 源義経       藤十郎




一、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)
長兵衛は乱暴もので、人の家の馬は勝手に売るわ、巫女さんを捕まえて酌をさせようとするわでやりたい放題で、ついに村人達に簀巻きにされて川に投げ込まれそうになります。
ところが、長兵衛が討った落武者が敵将明智光秀と判明し、一転村一番の英雄となり意気揚々と秀吉の陣のある京へと向かっていきます。

初舞台として、こういう長兵衛みたいな役ならきっとやりやすいですよね。歌舞伎っぽくないので。
中車さんは普通に歌舞伎役者さんでした。
私はそれほど歌舞伎を見ているわけではないので偉そうには言えませんが。
むしろ、見ている私の問題で、歌舞伎の動きを初めて「変なの」と思ってしまった。きっと普通の役者さんが歌舞伎をやっているんだ、という意地悪な気持ちがあるのかも。嫌なやつだなー。私。

というわけですが、主役が乱暴ものなだけあってにぎやかで終始大騒ぎな演目です。

団結した嫌いっぷりも、団結した手のひら返しっぷりも、笑えます!


口上
やっぱり口上を見ないとですよね。
團子さんが可愛かった。ちいちゃい子が頑張っているとホロリとする。


三、三代猿之助 四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
猿之助さんて、私には、とても美しい陶器の置物のように見えるのです。
忠信狐も女形も悪者も鬼も、なんでも美しい蒔絵のように見えるのだ。もちろんただ美しいだけではないけど。
姿の美しさなのかな。

というわけで、狐ちゃんです。
狂言の狐もだけど、高い声で早口で話します。あれって大元はどこから来ているんだろう。
なんだか可愛い。

鼓を手にしてじゃれ付くところや、もらえると分かって嬉しくて嬉しくてゴロゴロしちゃうところとか、なんてかわいいの・・・!
最後は、宙吊りですが、天にも昇る嬉しさってことなんだろうなー。テンション上がると上昇する!
すんごい笑顔で見送ってしまいました。


終演後は、ファミレスでビール→イタリアン→酔っ払ってショッピング→和風居酒屋という流れなのでした。
疲れたわ〜。

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平成中村座 五月大歌舞伎 夜の部

平成中村座 五月大歌舞伎 夜の部

平成中村座

2012年5月5日
16時半〜


一、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
                粂寺弾正  中村 橋之助
                腰元巻絹  中村 扇 雀
                 秦民部  中村 錦之助
         小原万兵衛実は石原瀬平  市川 男女蔵
                小野春風  中村 国 生
                 錦の前  坂東 新 悟
                八剣玄蕃  片岡 亀 蔵
                秦秀太郎  市村 萬次郎
                小野春道  坂東 彦三郎


二、志賀山三番叟 上演口上(じょうえんこうじょう)
                      中村 勘三郎

  江戸随一 志賀山三番叟(しがやまさんばそう)
                 三番叟  中村 勘九郎
                  千歳  中村 鶴 松


三、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)
  髪結新三(かみゆいしんざ)
                髪結新三  中村 勘三郎
               家主長兵衛  中村 橋之助
                下剃勝奴  中村 勘九郎
                車力善八  片岡 亀 蔵
                 娘お熊  坂東 新 悟
              加賀屋藤兵衛  市川 男女蔵
                後家お常  市村 萬次郎
              弥太五郎源七  坂東 彌十郎
                手代忠七  中村 梅 玉


2階だけど舞台が近くて良く見えたー!


一、歌舞伎十八番の内 毛抜 一幕
これ、面白いな。謎解きなんですね。

粂寺弾正という誰かの家来が親分のところになかなか嫁入りしてこないお姫様に理由を問いに来ます。
お姫様は髪の毛が逆立つという病気だと説明を受けます。
うーむ、とその辺りに座ってる弾正は毛抜きで髭を抜き始めると、その毛抜きがふわふわと浮き上がります。むむっ?キセルはどうだ?・・・浮かばない。ははーん!と謎をとくお話です。
こういう歌舞伎っぽい空気のお話は大好きです。
しかし、お姫様の逆立つ毛は雑なかんじ(笑


二、上演口上 志賀山三番叟(しがさんばんそう)
鳥っぽい衣装です。
割とコミカルで泥臭い動きです。狂言などの三番叟とは後半ちょっとだけ似た感じだったかな・・・

千歳が鶴松くん。キッチリキッチリ舞うのが良かった。


三、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)
  三幕 髪結新三(かみゆいしんざ)

お店の手代と娘の駆け落ちに手を貸す振りをして、娘を拐かした新三。返すように言ってきた相談役をケチョンケチョンに馬鹿にして追い返しますが、次には強欲な大家が新三を説得に現れます・・・。

お熊が新三の家から戻るときの見送る新三の顔が!すごいの。急に色男っぽい表情になるの!
実際にはお熊と新三が駆け落ちしたという設定にしているので(拐かしだと罪になるので)、「会いたくなったらいつでも来いよ!」とか言って関係があるようなことをわざと仄めかすんだけども。
にしても、なんという色っぽいというかいやらしい表情だろー。ここから急に勘三郎さんに釘付けになってしまった。やんちゃ盛りの若者に見えちゃったよね。すごいな。どうやるんだろう。これが伝統芸能の技というものか?(たぶんちがう)

あと、大家の橋之助さんももう原型なかったけど、男前の原型を感じさせないぐらいの強欲大家で。大笑いさせていただきました!

最後はけちょけちょにされた相談役が復讐に現れて、新三が斬られたらしいところで、急に闘っていた2人が挨拶して幕。
ここまで長かっただけに「あれれ!」という感じ。

しかし、新三みたいな小悪党がいて、昔ぶいぶい言わせた相談役にはお前の時代は終わった、なんて態度だったのに、大家みたいな更に上手の年配者には逆にやられちゃって(笑
嫌なヤツなのに、なんだか斬られちゃったのは残念!という気分にさせられました。
魅力的な新三だったということかな。

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平成中村座 五月大歌舞伎 昼の部

平成中村座 五月大歌舞伎

平成中村座

11時〜

一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
     十種香(じゅっしゅこう)
八重垣姫:中村 七之助
腰元濡衣:中村 勘九郎
原小文治:片岡 亀 蔵
白須賀六郎:坂東 橘太郎
長尾謙信:坂東 彌十郎
武田勝頼:中村 扇 雀

     三社祭七百年記念
二、四変化 弥生の花浅草祭(やよいのはなあさくさまつり)
  神功皇后・武内宿禰
  三社祭
  通人・野暮大尽
  石橋

武内宿禰/悪玉/国侍/獅子の精:市川 染五郎
神功皇后/善玉/通人/獅子の精:中村 勘九郎

三、神明恵和合取組(かみのめぐみわごうとりくみ)
  め組の喧嘩(めぐみのけんか)
め組辰五郎:中村 勘三郎
辰五郎女房お仲:中村 扇 雀
四ツ車大八:中村 橋之助
露月町亀右衛門:中村 錦之助
柴井町藤松:中村 勘九郎
おもちゃの文次:中村 萬太郎
島崎抱おさき:坂東 新 悟
ととまじりの栄次:中村 虎之介
喜三郎女房おいの:中村 歌女之丞
宇田川町長次郎:市川 男女蔵
九竜山浪右衛門:片岡 亀 蔵
尾花屋女房おくら:市村 萬次郎
江戸座喜太郎:坂東 彦三郎
焚出し喜三郎:中村 梅 玉


ちょっ・・・大雨。
でも元気に向かいます。浅草!


一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
八重垣姫がなかなかこっちを向かなくて、焦らされ焦らされ!
相変わらずキレイです。七之助さん。
切腹してしまった許婚の絵を見ながらひたすら妄想している八重垣姫の前に、許婚そっくりの男性が現れます。実際その男性は本物の許婚らしいですが、名を偽っています。
一旦は「そんなわけないし」と年頃の乙女らしい分別を見せますが、もう一度覗いたところからもう全力アタックです。かわいいな!相当自信ないと無理だぜよ?
そんなお姫様に「取り持って」と言われてしまう腰元の濡衣は影武者として切腹した男の恋人で、身元を隠して紛れ込んでいるのです。

さて、場面は変わって、八重垣姫の父である上杉謙信が登場し、許婚を使いにやり、家来2人を許婚を殺せと命じて追わせます。
泣き崩れる八重垣姫と、見破られてしまう濡れ衣は捕まってしまうのでした。

先が気になる・・・!!!


二、四変化 弥生の花浅草祭(やよいのはなあさくさまつり)
染五郎さんと勘九郎さんのガチ対決です?
祭の山車人形が踊りだすところから四変化していくわけなのですが、善と悪の踊りが私は印象に残りました。
個人的になんですが、踊りは勘九郎さんの方が綺麗ですね。なんとなく安定しているし、小さな動きも丁寧にピっと決まっているような気がするのです。

最後の石橋はそれは壮観でした。


三、神明恵和合取組(かみのめぐみわごうとりくみ)
鳶と力士のケンカを描いた作品です。
それはもうにぎやかです。
ケンカを売られたのに買わない自分の旦那に対して「そんな奴だと思わなかった!離縁よー!」と言っちゃう奥さんもスゴイ。
こういう意地みたいなものを大事にしていた時代もあったわけで。それってなんだかまたいいよねぇ。



終演後は屋台とかカラオケとか!

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三月大歌舞伎 夜の部

三月大歌舞伎 夜の部

新橋演舞場

2012年3月3日
16時半〜

宗吾霊三百六十年  東山桜荘子
一、佐倉義民伝(さくらぎみんでん)
  序 幕 印旛沼渡し小屋の場より
  二幕目 東叡山直訴の場まで
木内宗吾:幸四郎
おさん:福 助
徳川家綱:染五郎
宗吾長男彦七:金太郎
大名久世大和守:友右衛門
同 井上河内守:権十郎
同 酒井若狭守:亀三郎
同 三浦志摩守:亀 寿
同 青山伯耆守:松 也
同 稲葉丹後守:宗之助
同 浅野摂津守:萬太郎
同 伊丹肥前守:廣太郎
同 秋元但馬守:廣 松
松平伊豆守:彦三郎
渡し守甚兵衛:左團次
幻の長吉:梅 玉

二、唐相撲(とうずもう)
日本人:菊五郎
通辞:團 蔵
皇后:梅 枝
官人:亀三郎
同:亀 寿
同:松 也
同:萬太郎
通辞夫人: 萬次郎
皇帝:左團次

三、小さん金五郎(こさんきんごろう)
金屋橋の金五郎:梅 玉
芸妓額の小さん:時 蔵
太鼓持六ツ八実は木津屋六三郎:松 江
芸妓大村屋お糸:梅 枝
千草屋娘お崎:右 近
千草屋女房お縫:歌 江
奈良屋権左衛門:錦 吾
広瀬屋新十郎:團 蔵
女髪結お鶴:秀太郎


いい席だったー。
お弁当を買って向かいます。


一、佐倉義民伝(さくらぎみんでん)
  序 幕 印旛沼渡し小屋の場より
この演目は非常に地味なイメージがあって(見たことないくせに)、前にも一度避けた覚えがあるのですが、確かに地味だけど、いいお話でした。

圧政に苦しむ農民達のために名主佐倉宗吾は将軍への直訴を決意し、追われる身ながら家族に別れを告げに帰郷します。
昔の恩があるからと掟を破って舟を出してくれる渡し舟の甚兵衛のサバサバしたところが良かった。お咎めを受けるのは分かっているのに、そんな素振りも見せずさっさと鎖を切っちゃうわけで。
そのあと再会した家族との団欒とそのあとの別れのシーンでのおちびちゃんの演技が涙を誘います(涙


二幕目 東叡山直訴の場まで
打って変わって明るい背景になります。
お花見に訪れた将軍の下に現状を書き記した書状を渡そうとしますが、見張りに捕まってしまいます。
それでも「何事!」という言葉になんとか渡すことができます。
身分を知り「そんなものは受け取れん!」と言って入れ物を丸めて捨てながらも、中身はしっかりと袖の中に入れています。
うぅ!通じるといいね〜!と思わず涙!!

どうなったのかを調べたら、宗吾の家族は妻子まで処罰されたそうですね。許されるわけないと奥さんは分かっていたんだろうなぁ。


二、唐相撲(とうずもう)
昭和54年以来久々の再演なのだそうです。
狂言ではとにかく人数が必要なのとアクロバティックな要素が必要なため、滅多に演じられることがない演目です。私は1回しか見ていないのです。
この演目が歌舞伎で!というわけでちょっと興奮。

お話としては、唐の皇帝に仕える日本人の相撲取りが日本に帰りたいのとお願いすると「オッケーだけど最後にもう一度相撲が見たい」と言われて唐人相手にバッタバッタと相撲を取る、というもの。

基本的には狂言と同じですね。
相撲を取る際にお酒を飲ませるとか細かい違いはあるけども。てか酒飲ませて酔っ払わせて勝とうなんて!
ちゃんとむかでもやるんだよー。花道を使ってのむかではなかなか大変そう。
にぎやかで派手で楽しかった!


三、小さん金五郎(こさんきんごろう)
えーと、お崎ちゃんは許婚の男が家を勘当されて芸妓の小糸に夢中になっているので別れさせるようにと金五郎にお願いします。別れるように言われた小糸はイヤだもんと芸妓先輩の小さんに相談します。
小さんと金五郎はお互いの意地のはりあいになりますが・・・実は惹かれあっているこの二人。
最終的にあれやあれやと3つのカップルが誕生して、ハッピーエンドで終わります。なにこれ!
本編とは直接関係ないですが、秀太郎さん演じるお鶴が金五郎に想いを寄せていて猛烈アタックをくりかえしていて、最後のハッピーエンドの場面も一人でウロウロしていて可笑しい!
こういう役はオイシイなぁ。

歌舞伎的なお話ですよね。
もう、全然なんだかわかんないけど、おめでたい!って感じで。

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壽 初春大歌舞伎・昼の部

壽 初春大歌舞伎・昼の部

2012年1月14日
11時開演

新橋演舞場

一、相生獅子
姫:魁春
姫:芝雀

祇園祭礼信仰記
二、金閣寺
此下東吉実は真柴久吉:梅玉
雪姫:菊之助
十河軍平実は佐藤正清:錦之助
松永鬼藤太:松江
狩野之介直信:歌六
慶寿院尼:東蔵
松永大膳:三津五郎

盲長屋梅加賀鳶
三、加賀鳶
本郷木戸前勢揃いより
赤門捕物まで
天神町梅吉/竹垣道玄:菊五郎
女按摩お兼:時蔵
春木町巳之助:三津五郎
魁勇次:又五郎
虎屋竹五郎:錦之助
昼ッ子尾之吉:菊之助
磐石石松:松江
数珠玉房吉:亀三郎
御守殿門次:亀寿
金助町兼五郎:松也
お朝:梅枝
妻恋音吉:権十郎
天狗杉松:秀調
御神輿弥太郎:團蔵
道玄女房おせつ:東蔵
伊勢屋与兵衛:彦三郎
雷五郎次:左團次
日蔭町松蔵:吉右衛門

 

まさかのかぶりつき席です。
間近で見れて嬉しい反面、ジロジロ見たらいけないような気もするのでした・・・。


一、相生獅子
石橋物の中で一番古いものだそうです。
二人の姫に獅子の精霊が宿り踊り出すのでした。

振袖に獅子の頭ってスゴイ組み合わせですよね・・・。
鮮やかで華やかで。毛振りもあって、お正月っぽい演目でした。
しかし、ピタっと止まるべきところがふらついていてちょっとドキドキ。

二人の着物の柄も襖などの柄も全て牡丹です。獅子になってからは牡丹の花も登場します。
獅子身中の虫という言葉もあるように、獅子はお腹の中に虫がいてその虫が暴れると命も危うくなるそうで、その虫を抑えるには牡丹の花にたまる夜露が必要なんだそうです。だから獅子は牡丹の近くにいると休まるんだそうだ。
だから牡丹だったのね。


二、金閣寺
菊之助さん演じる雪姫は歌舞伎の「三姫」の1つなんだそうです。夫がいるのと行動的なのが特徴なんだとか。
縛られている時間が長いのですが、もうにおい立つような女の色香がするのよー。大膳が夢中になるのも納得。桜の花びらが散るシーンはもう圧巻です。あとで拾ったけどちゃんと花びらの形しているの・・・。ラブリー。

あと大膳の三津五郎さんが良かった!すごく大きく見えたし別の人のようでした。
どちらかというといつも身軽なイメージなのですが、ドーンとした悪者っぷりでした。しかも大物ね。

錦之助さんの男前にもやられました。端正・・・!


大膳は、将軍足利義輝を殺害しその母を屋敷の2階に幽閉し、さらに絵師狩野直信を捕らえ、その妻である雪姫を我がものにしようとしています。そこに真柴久吉が敵方から寝返ったかのように見せかけて大膳の手下に志願し、最終的に将軍の母を助け雪姫も狩野も救うのでした。


三、加賀鳶
鳶たちが花道にずらっと並んで名乗りを挙げます!威勢が良くて粋でカッコいいなぁ!
菊之助さんとか主役を張るような人たちまでちゃんと出ているのが贅沢だわぁ。はぁ〜。
ケンカだケンカだ!となって、親分が収めるように言いますがみんな言うことを聞きません。すると「分かった!俺を殺していけ!」となるわけだ。カッコいい・・・

次の幕ででガラリとお話は変わります。
菊五郎さん演じる道玄は超悪人です。按摩のフリをして人を殺してお金を奪い、自分の妻でさえも殴る蹴るの縛るの、しかも姪っ子も売り払おうとしますからね!・・・いやー、なんてやつだ!
道玄の相棒である時蔵演じるお兼も寂れた悪い女っぷりがまた良かった。カスカスしてた。

「赤門捕物」は今の東大の赤門のことなんだそうだ。
そこで暗闇の中で道玄が追い詰められていくわけですが、とぼけた顔と動きでかなり笑わせていただきました。
このシーンは憎めない感じでしたが、他のシーンはかなり嫌なヤツでしたけど!


いやー。満足。
でも、なんだか浅草や中村座に比べると地味なイメージ。何故だろう。

終演後はまたもや楽しくてイッパイやっちゃうのでした。

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新春浅草歌舞伎

新春浅草歌舞伎



浅草公会堂

平成24年1月6日(金)
午後3時〜

お年玉〈年始ご挨拶〉:薪車

猿之助四十八撰の内
通し狂言 敵討天下茶屋聚(かたきうちてんがぢゃやむら)

序幕 四天王寺の場より
大詰 天下茶屋村敵討本懐の場まで

安達元右衛門/片岡造酒頭:亀治郎
安達弥助:男女蔵
早瀬源次郎:巳之助
源次郎許嫁葉末:壱太郎
人形屋幸右衛門:薪車
伊織妻染の井:春猿
早瀬伊織:亀鶴
東間三郎右衛門:愛之助


会社を初サボり。
浅草寺でお参りしてお弁当を買って浅草公会堂へ。

お年玉〈年始ご挨拶〉
男らしい感じの男前さんです。
見得を切ったときの拍手の練習など。「きもちいーのでもう一回!」とか楽しそうでした。


敵討天下茶屋聚
亀治郎さんの独壇場です。スゴイ。これ面白い!!!!
しっかし、コミカルだなぁ。身軽で悪党でなんだか足がきれい?(笑
ストーリーもシンプルっちゃシンプルなんだけど、細かいシチュエーションが良く分からない。今日はイヤホンガイドを借りるべきだったなぁ。

『天王寺門前の場』
早瀬伊織と源次郎兄弟は父の敵の東間三郎右衛門をたずねる旅をしていて、そのお供についているのが弥助とその弟である亀治郎さん扮する元右衛門です。一人茶屋で待つ元右衛門に東間たちが気がついて無理やり酒を飲ませて立ち去ります。
酒乱で禁酒を条件にお供を許された元右衛門は勘当され置いていかれてしまいますが、何故か東間たちが戻ってきて元右衛門を連れ去ります。

また、このお酒を我慢している様がおかしいんだー!
あんな表情だけの動きなのに後ろの上の方の席で見てもちゃんと分かるもんですよね。
この頃はちゃんとした人に見えます。元右衛門。

『東寺貸座敷の場』
たぶん、月日が経って?
早瀬伊織と源次郎兄弟が暮らしている家に元右衛門が按摩に扮してやってきます。弥助と再会し喜んで帰るのですが、実はにせ按摩で、そのまま戻って家に忍び込み、百両を奪い、弥助を殺し、戻ってきた伊織をきりつけて逃げていきます。

これって、様子を見に来たということ?最初から殺そうとして?
え、なんでなんで?と思いながら見てました。
花道でカッと目を見開いて、悪党に成り果てるのかなぁ。カッコよかった・・・
再会する時の演技もアホらしいくらい大げさで面白いですが、不穏な感じがあります。

『福島天神森の場』
たぶん、月日が経って?
早瀬伊織と源次郎兄弟は物乞いのような生活をしています。伊織が一人のところに元右衛門たちが現れて殺し、戻ってきた源次郎も川に投げ込みます。命からがら源次郎が川から上がるとたまたま知り合いが助けてくれて、なんだかみんなが揃っています。いざ、東間に敵討ちを果たすのでした!

敵討ち兄弟がいきなり貧乏になっていてビックリした!
伊織を殺す時の元右衛門の自慢げに自分の罪を披露するところが、小憎らしい!!!まーだーあーるーまーだーあーるー!
ここらへんで愛之助さんの東間もじゃんじゃん出始めます。
寝返って自分の手下になっている元右衛門が残忍に元主人である伊織を殺し、自分にゴマをするわけで。元右衛門が巻いてくれた手ぬぐいを見てちょっと迷いを見せる東間が印象的でした。あれ、結局そのまま袖にしまったということは、信じるって決めたってことなのかなー。細かいところがわからんなー。
凄みのある悪役な東間な愛之助さんがすごく良かった。出番は少なくてもすごく印象に残っていい役だー。


浅草歌舞伎はこういうのがいいですね。
若手がちょっとだけ自由に自分たちらしく、という感じで。このぐらい勢いあってもいいと思う!
すっごく満足した公演でした。

うれしくてまた飲みに行っちゃうのでした。

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平成中村座 壽初春大歌舞伎

平成中村座 壽初春大歌舞伎
夜の部

平成中村座

2012年1月3日
16時開演




一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
曽我十郎祐成:勘三郎
曽我五郎時致:橋之助
大磯の虎:七之助
近江小藤太:萬太郎
化粧坂少将:新悟
鬼王新左衛門:亀蔵
小林朝比奈:獅童
工藤左衛門祐経:彌十郎

二、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
序 幕 柳島妙見の場
橋本座敷の場
小梅莨屋の場
二幕目 瓦町油屋の場
同 座敷の場
裏手土蔵の場
大 詰 向島道行の場

油屋娘お染:七之助
丁稚久松:七之助
許嫁お光:七之助
後家貞昌:七之助
奥女中竹川:七之助
芸者小糸:七之助
土手のお六:七之助
女猿廻しお作:梅枝
船頭長吉:萬太郎
鬼門の喜兵衛:橋之助


初めての中村座です。
女子トイレは非常にスムーズ!そして、桜席がすごい。舞台の中にあるの。
一番安い席なので取るならこれかなぁと思っていたんだけど、別の意味で絶対に行きたいと思った。だって、舞台転換全部見れるんだよー!休憩時間にずっと見てしまった。
そして、お大尽席もすごい・・・


一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
父の敵を訪ねた曽我兄弟は朝比奈の計らいで敵である工藤と対面し、工藤はいずれ兄弟に討たれることを約束する。

お正月っぽいおめでたい派手な演目です。
曽我の兄弟が性格が正反対で、勘三郎さん演じる兄の十郎は温厚な性格なので、衣装はキチっと・・すごく肩抜いて着ています。お化粧ものっぺり。橋之助さん演じる弟の五郎は血気盛んな性格で、お化粧もちょっぴり隈取濃い目です。衣装は同じなのに着方が違うと全然違うものだな。

テレビ番組などで最近良くこの演目が取り上げられていたのでちょっとだけ予習が出来ていて良かった。それでも今こうして日記を書きながら調べるとまだまだ分かってなかったことが沢山だーと思う次第で。


二、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
七之助さんが主要人物七役を早替りで演じる「お染の七役」なのだそうです!
ギャー!聞いただけで興奮!
質屋の娘のお染は許婚がいるにもかかわらず丁稚の久松と恋仲になります。。。というあたりを中心とした?色々入り組んだお話です。(雑)

若くてキャピっとしたお染から芸者の小糸にガラリと替わるわけで。声もね。そこからさらに悪さを働くお六は同じ年上の女性だけどふてぶてしさが出てくるし。お染の母親はもう少し上品に貫禄も出して。
同じ女性でもこんなに演じ分けられるものなんですねぇ。
また、早替りなので、ほんとすぐに衣装を変えて出てくるわけで。あれって着物着てるわけないよねぇ?マジックテープとかなのかな!舞台裏はバッタバタだろうな。
特に舞台上で入れ替わったときは「うひょー」という声があちこちから。
これはスゴイ!そして面白い!!

最後の展開を勘違いしていて。後から調べ。
久松がお染の乗っている駕籠かきに倒されたときに死んでしまって、お染が狂ってさ迷い歩いていて、夢の中的なところで再会して幸せに終わったのかな?と思っていたんだけど、あれは久松の許婚のお光だったのだ!あれれれー!区別ついてないじゃーん。

最後の船頭長吉の萬太郎さんがくりっとしてかわいかった。
橋之助さんが素敵。チョイ悪い役なんですが、肝の据わった感じがたまりません。
そして、七之助さんはこういう役が出来るということは実力が認められているのかな。私のような素人が見る分にはとても分かりやすいし素直に綺麗だしカッコイイ。というわけで頑張って欲しい!!


楽しくて、ガッツリ中華で呑んだのでした。



お月さまとスカイツリー
 

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八月花形歌舞伎

八月花形歌舞伎

新橋演舞場

11:00〜

第一部

一、花魁草(おいらんそう)
お蝶:福助
幸太郎:獅童
米之助:勘太郎
客孝吉:亀蔵
お糸:新悟
小料理屋女房:歌江
五兵衛:市蔵
お八重:高麗蔵
勘左衛門:彌十郎
お栄:扇雀

伊達娘恋緋鹿子
二、櫓のお七(やぐらのおしち)
八百屋お七:七之助


いやー。暑い暑い!
海苔巻きが食べたくて銀座三越をウロウロするも、目移りしすぎて決められない!
てわけで、結局コンビにのり巻きを買うのでした。
そして、始まる前に席で食べちゃうのでした。腹へってて!


一、花魁草(おいらんそう)
大地震で焼け出された女郎のお蝶と大部屋役者の幸太郎はひょんなことから一緒に暮らすことになります。所帯をもつことにお蝶が躊躇するうちに江戸から迎えが来て二人は戻ることになりますが・・・。

お蝶がね、カワイイひとなんですよ。お茶目で明るくて。でも、年上すぎて「おばさん」と周りに呼ばせて、江戸には一度一緒に行くものの行方をくらませちゃうわけで。
それは自分の過去の出来事のせいと、これから役者として羽ばたこうとしている幸太郎の足を引っ張らないように・・・という気持ちからの行動なわけだけど。
これ、やられるほうはたまんないよね・・・。一緒に暮らしてて自分のことを想ってくれているようなのに、いきなり姿くらまされたりしたら。自分だけで完結しててさ。

なんて結構のめりこむ感じで好きでした。このお話。
福助さんてコミカルな女役、というイメージでしたが、なんだかちょっとやりすぎ感がありますね?
獅堂さんてもっと豪快な役のほうが合うんじゃないのか?!テレビで見るような存在感をなぜか舞台では感じないー。


二、櫓のお七(やぐらのおしち)
お七は恋する人の窮地を救うために町木戸を通ろうとしますが、夜が更けているために閉ざされています。木戸を開けるために降りしきる雪の中、罪になることを承知で櫓の太鼓を打つのでした。

最初に出てくるときのお七はほんわかしていて一人では何もできないような体です。ばあやに連れられて木戸を開けてもらおうとしますがもちろん断られます。ばあやが引っ込んでから意を決して・・・・というところから人形振りになります。
えー。ちょっとロボットダンスのような感じもありますが、黒子の助力により、ありえないジャンプをしたり倒れたりします。す、すごいな。
櫓を上ったところからまた元に戻り、太鼓を打ちつけ、刀を手に木戸を走り抜けていきます。

七之助さん、綺麗だわー。もう、可憐でびっくりします。人形の動きもガラリと変わるし。
いやいや、満足でした。


終演後はデニーズで飲み始め、終電まで飲んじゃったのでした。楽しかったから!?

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盟三五大切@コクーン歌舞伎

コクーン歌舞伎
盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)

シアターコクーン

18:30〜

串田和美:演出・美術
薩摩源五兵衛実ハ不破数右衛門:中村 橋之助
芸者妲妃の小万実ハ神谷召使お六:尾上 菊之助
船頭笹野屋三五郎実ハ徳右衛門倅千太郎:中村 勘太郎
芸者菊野:坂東 新悟
若党六七八右衛門:中村 国生
徳右衛門同心了心:笹野 高史
船頭お先の伊之助:片岡 亀蔵
富森助右衛門/家主くり廻しの弥助実ハ神谷下部土手平:坂東 彌十郎


18時半開演て!!と焦りながら会社をダッシュで会場へ。
とりあえずぎりぎりまで腹ごしらえ・・・。
この演目は前に花組芝居で見て、なんつー話や〜!と思ったのですが、コクーンでやるなら絶対見なくちゃ!というわけで参戦です。もうのめりこみすぎて喉が渇いて休憩時間はビールを一気に飲んでしまった!一人だったけど。

今回は、勘三郎さんがお休みで菊之助さんが初参戦だそうです。


昔は、女性が身の回りの品に「五大力」と書いて男性への貞操の証しとしたらしく、源五右衛門をだます為に小万の腕にそれを彫り、最後は「三五大切」と書き換えて(ちょっと無理ある?)、これは三五郎のことだったんだよーん、とバラすというあたりが題名なんすよね。

『仮名手本忠臣蔵』の外伝のようなお話です。
『忠臣蔵』で有名な不破数右衛門が源五兵衛に身をやつし金策をする中、逆に三五郎に百両を騙し取られ凄惨な殺人鬼と化してしまう。結局三五郎が奪ったお金は源五兵衛に渡すためのものであり、源五兵衛が元の数右衛門に戻って討ち入りを果たす、というもの。

うーん。本当にすごいお話だに。
殺人鬼と化した源五兵衛が三五郎たちが潜んでいる屋敷裏にたたずんでいるシーンは背筋がひやーっとしました。
橋之助さんよかったなー。殺人鬼になってからの鬼気迫る表情とどこか虚しさが漂う雰囲気。

小万殺しの場は、もう、愛した女に裏切られた恨みと悲しさとで、執拗に刀をむけて、最後首を持ち帰ってそれと差し向かってご飯食べますけど・・・。どれだけの想いがあるのか、もうわかんないよー!

勘太郎さんは声とかしゃべり方とか、やっぱり勘三郎さんにそっくり!
さしすせそがしゃしぃしゅしぇしょ・・・・なあたり(笑

クライマックスはすべてが繋がった後、放心したまま歩き回る源五兵衛の後ろでは今まで殺した人々が生き生きと動き回ります。彼が殺さなければこんな場面が繰り広げられたはず・・・という後悔なのか。最終的に殺さなくてよかった人たちなわけで。虚しさが漂います・・・。

 

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六月博多座大歌舞伎

六月博多座大歌舞伎

博多座

11:30〜



歌舞伎十八番の内 矢の根

曽我五郎:松緑
曽我十郎:亀寿
馬主畑右衛門:亀三郎
大薩摩主善太夫:松江


せっかく博多行くんだし、博多座ものぞいてみたいなーと調べていたら、ちょうど歌舞伎の月で、しかも幕見席が出るとのこと!
行くっきゃないでしょー。
ということで、大雨の中博多座へ。

幕見もチケットセンターで席を選んで買うようです。どういう仕組み?
最後の一席と言われて慌てて買いましたが、結局立ち見席もあったようです。そっちでよかったな・・・。
こういうの新橋とかでもやってくれないかな・・・

会場内の物販あたりがものすごく活気があって驚いた!なんか楽しい!


さて、演目ですが、典型的な荒事ものだそうです。
五郎は父の敵工藤を討つために家で大きな矢の根を研いでいます。五郎が寝ると夢に兄の十郎が現れ「今、工藤に捕まっているから助けに来てくれ」と言い残して消えてしまいます。五郎は飛び起きて襷をかけ、通りがかった男から奪った馬に乗って駆け出します。

というもう、ダンダンダン!と勢いよく進む演目です。
黒子の働きがすごいんですけど。五郎が寝るときはさっと背中に入って支えてるし。(客席がどよめきました)
衣装もその場で黒子が着せていくのです。襷がすごいの。着せ終えたときは盛大な拍手が。面白い!

こういう役って上手いとか下手とかあるのかな。とちょっと思ってしまった。
豪快さが出せるかどうか、ってところにかかってくるのかな。

歌舞伎ぽくてとても好きなタイプの演目でした。初めての人とか連れて行くにはいいかも。


1幕だけなので30分ほどで終了です。

ラーメン食べたりお土産買ったりして、東京へ戻るのでした。


長浜風ラーメン

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